電子ミラー、居眠り警告システム…  未来自動車技術をPR(京都新聞)

自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展」(自動車技術会主催)が11日、名古屋市ポートメッセなごやで始まった。京都、滋賀からも大手や中小企業が出展。電気自動車(EV)や自動運転に活用できる最新技術、高精度の部品加工技術などをアピールした。
 京セラは、京都大発のEV製造ベンチャー、GLM(京都市左京区)の車両に自社の電子部品を搭載した展示車を披露した。左右と後方の映像を車内に映し出す「電子ミラー」や、触れると凹凸感が指先に伝わる音楽などの操作パネル、運転手が居眠りをすると警告するカメラシステムなどを紹介した。映像から人間を認識する自動運転向け人工知能ソフトの実演もあり、来場者の注目を集めた。
 堀場製作所は、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)といった電動車両の開発支援を前面に出した。大津市の開発・生産拠点で来年に整備するバッテリーの評価試験室や、インターネットに接続した自動車をサイバー攻撃から守る英国子会社の技術などを模型やパネルで説明した。
 島津製作所は、フロントガラスに計器などを表示する「ヘッドアップディスプレー」の生産に対応した成膜装置の最新機種を展示し、映像投影に使うミラーの量産化に生かせる利点をPRした。星和電機も車内の配線などから出るノイズを抑制する部品を並べた。
 中堅、中小企業も存在感を見せた。電源装置メーカーの松定プレシジョン(草津市)は、車内のシガーソケットにつないで電気を入出力する電源装置を出展し、アイドリングストップなどの開発で車内に試験機器を設置する際に利用できるとした。金型設計の阪村エンジニアリング(京都市伏見区)は、研磨機で金属の表面を鏡面加工する独自技術をパネルや実物で展示。自動車部品の金型を活用例に示した。工業用縫製機器製造のハムス(京都市南区)も、自動車の内装生地に最適な縫製機器をパネルでPRした。
 同展は13日まで。366社が出展し、期間中に計4万人の来場を見込んでいる。